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知床世界自然遺産 認定区域図

知床国立公園の概要

知床年表

しれとこ100平方メートル運動と年表
しれとこ100平方メートル運動と年表
(2003/06/16, 北海道新聞朝刊より)
*知床、05年にも登録か 陸海域一体管理が課題
世界自然遺産登録の候補地選定を進めてきた環境省と林野庁の検討会(座長・岩槻邦男放送大教授)は五月末、知床、琉球諸島=南西諸島=(鹿児島、沖縄県)、小笠原諸島(東京都)の三カ所を候補に選んだ。最速では二○○五年にも国内三番目の自然遺産が誕生する予定だ。登録に至るまでの今後の手順や各候補地が抱える課題などをまとめた。
   
世界自然遺産とは
貴重な自然遺産を守るため、一九七二年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の総会で採択された世界遺産条約に基づき登録される。現在の登録件数は、屋久島(鹿児島県)と白神山地(青森、秋田県)の日本の二カ所を含め計百四十四件。世界遺産にはほかに文化遺産、複合遺産があり、日本は文化遺産として原爆ドーム(広島県)など九件を登録している。
   
知床が候補地に選ばれた理由は
自然遺産の候補地選考の検討会では、知床をめぐる議論が最も白熱した。知床を候補地に推す委員は、流氷の影響を受けた海洋生態系と原始性の高い陸域生態系との特徴ある相互関係を高く評価。オオワシ、シマフクロウ、オジロワシなど世界的な絶滅危惧(きぐ)種の重要生息地となっていることも注目された。「知床の動植物には固有種がいない」と反対意見も出されたが、賛成多数で候補地に選ばれた。
   
登録までの今後の手順は
検討会による学術的見地からの選考結果を受け政府は、環境保全の措置などに関し関係省庁や自治体と協議に入った。今後は保全措置が確認できた地域から暫定リストに記載し、世界遺産委員会事務局(パリ)に提出。各国がリストの中から候補地に推薦できるのは年に一カ所ずつで、事務局が推薦を受け付けるのは毎年二月。

各国からの推薦地は、国際自然保護連合(IUCN)が一年間かけて調査し、条約締結国の会合である世界遺産委員会(毎年六月開催)の場で登録地が決まる。

仮に知床が年内に暫定リストに記載され、来年二月に推薦された場合は二○○五年六月にも自然遺産登録のはこびとなる。世界文化遺産を含め「日本政府推薦の候補が登録漏れした例はない」(環境省)という。
   
環境保全で知床の課題は
検討会で指摘された問題点は、知床の沿岸から一キロの範囲は国立公園の海面普通地域に指定され厳しい規制がかかっているが、陸域と海域を含めた統合的な管理計画がないことだ。陸海域の生態系の相互作用が評価された経緯もあり、陸海域一体の管理計画策定は暫定リスト記載の前提条件となるが、トドによる漁業被害の問題などクリアすべき課題も少なくない。

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